亀山 官房長亀山 冠城亀山 雛子亀山 相棒

相棒の登場人物(あいぼうのとうじょうじんぶつ)は、テレビ朝日系でシリーズ化されている刑事ドラマ『相棒』に登場する主な架空の人物について解説する。

登場人物は以下のセクションで形成

特命係、特命係と所縁のある女性、主要レギュラー、特命係と関わった人物、ゲスト

凡例[編集]
登場人物の所属名、役職、階級、読み仮名などは番組公式ウェブサイト[1][2]と番組オフィシャルガイドブックに従って掲載。また、文中の「S.」や「PS.」は、「season」「pre-season」の略称で、数字は話数を示す(「S.1-5」は「season1の第5話」、「PS.2」は「pre-seasonの第2話」の意)。本稿では特命係(陣川含む)の親族を除き異なるエピソードで2回以上登場している人物のみを掲載している。

特命係[編集]
右京の相棒となる人物の名前は全員名字が「か」で始まり名前が「る」で終わるという法則がある[3][注 1]。設定上は薫の前にも6人の特命係員がいたが、彼らは代数には数えない。また陣川公平も過去に特命係へ配属された時期があるが、同様に歴代相棒には含まれない[注 2]。

杉下 右京 (すぎした うきょう)[編集]
演 - 水谷豊[注 3][4][5](小学生:新井真悟[6]〈S.14-16〉)
本作の主人公。「陸の孤島」と揶揄される窓際部署「特命係」に在籍しながらも、卓越した捜査能力と強い正義感で数々の難事件を解決に導いてきた。
経歴
警視庁刑事部捜査第二課 → 警視庁警備部緊急対策特命係参謀 → 警察庁長官官房付 → 警視庁特命係係長。
警視庁特命係係長の警部補→警部[注 4]。生年月日は不明であるが、S.1開始時点で45歳[1]である。東京大学法学部を卒業後国家公務員I種試験の合格を経てキャリアとして警察庁に入庁、3年間のスコットランドヤードの研修を経て(S.1-7)警視庁刑事部捜査第二課に出向、大物フィクサーの摘発に関わる(S.14-4)など辣腕をふるっていた。
外務省高官の北条邸人質篭城事件が発生すると、当時公安部参事官だった小野田が非公式に結成した緊急対策特命係に作戦参謀として招集され犯人との交渉にあたるが、政治的配慮から強行突入による早期解決を望んだ小野田と衝突し、作戦参謀を解任されてしまう。事件は小野田の判断で決行された強行突入により隊員と人質を含む多数の死者を出す惨事となり、右京はその責任を全て負わされる形で特命係へ押し込められる事になった。事件から15年後、当時の人質の変死事件に関連して薫と共に警察庁勤務の内示を受け捜査に着手、一連の事件に隠された北条晴臣の不正や殺人行為を明らかにし、過去の因縁に終止符を打った(S.1-最終話)。
その後警視庁警察学校の教官に異動となるが休職してロンドンに渡航、浅倉禄郎から過去の事件の再捜査を依頼されたことで帰国し、事件解決後は小野田による計らいで特命係に再度異動となった(S.2-1,2)。内閣官房長官の圧力により懲戒処分を受けた(S.3-4,5)他、警察庁FRSセンターの分析官として尊と共に警察庁復帰の内示が出た(S.8-最終話)事もあるが、何れも立ち消えになっている。享が「ダークナイト」事件を起こした際には上司としての責任を問われ無期限停職の処分を下された(S.13-最終話)。
停職期間中は渡英してスコットランドヤードに捜査協力をしていた。帰国後亘と共に刑務所内で起きた殺人事件を捜査し、事件解決後に停職処分解除を言い渡されて復職した(S.14-1)。その後ある事件において、亘が裁判所の令状発行を阻止する「捜査妨害」を行なっていた(S.14-15)事が警察上層部に発覚し、右京も「連帯責任」として亘と共に謹慎処分を受け、再び懲戒免職の危機に晒される。しかし、直後に発生したテロ事件の解決に貢献した事を評価され、峯秋の根回しにより減俸処分に留まった(S.14-最終話)。
宮部たまきとは元夫婦で、彼女が切り盛りする「花の里」を行きつけの店とし、芝居やコンサート、食事に連れ立って出かけるなど離婚後も良好な関係にある[注 5]。
服装
常にポケットチーフを挿した仕立てのスーツを着用し、どのような場面でも着崩す事はない[注 6]。ベルトは使わずにボタン留のサスペンダーを愛用しており、冬場にはフォーマルなチェスターフィールドコートを着用している(黒のシングル1着→黒のダブル、ライトグレーとダークブラウンのシングルの計3着)[注 7] 。また、不測の事態に備えて白手袋(S.6-10)や紐付きの指錠(S.7-11)を携行している。
性格
極めて理性的で冷静沈着。誰に対しても丁寧に、時には慇懃無礼に接しつつ思ったことをずばりと言ってのける。大抵のことに動じることはなく周囲を振り回すマイペースな変わり者で、その強烈なキャラクターについていけずに配属された部下が次々に辞めていくことから自身が籍を置く特命係は「人材の墓場」と呼ばれている[注 8]。部下や子供に対してさえも敬語で接し普段は紳士的で温厚な態度を取っているが、罪を自覚しない非道な犯人などに対しては怒りが頂点に達すると怒号を放ち、顔を震わせて激昂する激情家の一面も持つ。「想像が及ばないのならば 、黙っていろ!」(S.15-最終話)等に見られる叱責や、物に当たったりするなど、普段からは考えられない乱暴な言動をとることもある。
捜査・推理
鋭敏な頭脳に加え、天才的な推理力・観察眼を持つ。事件現場や聞き込み先には自ら出向いて他人が気にも留めない些細(ささい)な事柄に着目し、現場の不審な点や証言の矛盾を論理的に突いて犯人を追い詰めるのが定番となっており、亘からは「相手の守りをぐいぐい打ち破るタイプ」と評されている。通常特命係には捜査権は無いが、型通りの捜査を他部署に委ねて別の角度から独自に捜査に首を突っ込み、捜査一課の聞き込み先や取調室に割り込み必要な情報を聞き出すことも日常茶飯事。真相究明のためなら手段を選ばず、虚偽の事実を告げて容疑者を欺き自白を引き出したり、不正な方法で証拠を入手したりするなど、時には違法行為も辞さず強引な手段に訴える事もあり、小野田から「杉下の正義は時に暴走する」と評されている(S.6-最終話)。
煙たがられる存在ではあるものの、警察幹部の多くはその能力を認めている。警察関係者以外でもその有能さを評価するものは多く、タウン誌で「和製シャーロック・ホームズ」として取り上げられたり(S.4-8、S.12-13)、スコットランドヤードの知人から移住を勧められたこともある(S.14-1)。
一時期、原因不明のスランプに陥ったこともあるが、いつも通り事件を解決していたので周囲は彼の変化にまったく気付かず、右京が自身の不調を訴えたことに驚いていた[注 9]。
口癖
基本的に一人称は「僕」。特徴的な口癖が複数あり、作中ではやや芝居がかった口調とともに効果的に発せられる[注 10]。
「おやおや」から始まり、他者が気にも留めない事柄に「気になりますねぇ」と着目し、執拗な追及に相手が拒否反応を示すと「細かいところまで気になってしまうのが僕の悪い癖」と返す。関係者に一通りの聴取を終えて去り際に人差し指を立てて身を翻し、「最後に1つだけ」と質問して事件の核心に繋がる情報を聞き出すこともしばしばある。意外な情報を聞かされると「はいぃ?」と独特な抑揚を以て反応し、新たに発覚した事実に接して推理が根底から覆ると動揺して「僕としたことが!」や「迂闊でした!」と狼狽する。事件の核心に迫った際には「これで全て繋がりました」と発言することがある。
先述のように自らの行いを省みない犯人に対しては「恥を知りなさい!」「貴方は、そんなこともわからなくなっていましたか!」等声を荒げて激昂することがある。
主義・信条
出世や手柄には全く興味を示さず、自ら解決に導いた事件の手柄を他部署に攫(さら)われても意に介さずあくまで事件の真実を明らかにすることに重きを置く。「人は犯した罪を法で裁かれなければならない」という信条を胸に、個人的感情よりも法の番人たる警察官としての矜持(きょうじ)を貫く強い信念と正義感を持ち、組織の論理や政治的利害といった事情を一顧だにせず真実を追求するが、その姿勢は警察上層部や他の政府機関を相手にしても変わらず、上層部と対立して圧力がかけられることもしばしば。
止むを得ない事情で罪を犯した人間についても、その動機や心情を察しつつも決して犯罪を正当化することはない(S.5-1、劇場版、S.7-最終話、S.8-14など)。但し、状況や犯人の動機次第では直ちに逮捕せず自首を勧めるもしくはさせるように仕向けたり、罪の重さによっては逮捕を見送ったりするなどの右京なりの柔軟さを見せることもある。自殺で罪を償おうとする犯人に対しては極めて否定的であり、身体を張ってでも止めに入り、激しい口調で叱責する。
警察官の仲間意識すら「諸刃の剣」と評し(S.7-7)、「情より法」「真実の追求による救済」を絶対的な正義に掲げる右京の信念は彼と接する刑事達にとって必ずしも同意を得られるものではない。時には興味本位で個人の醜聞を暴き立て、断罪しようとする右京の姿勢は周囲の反発や孤立を招き、相棒が離反する事態も引き起こしている(S.9-6、S.10-最終話など)。峯秋は、享が「ダークナイト」事件を起こしたきっかけを「右京への対抗心」だと推察し、その様な危険性をはらんでいる右京の正義感を「劇薬」と評した。
人命が失われる事態を嫌っている為に拳銃は決して携行せず、警察官の義務である射撃訓練すら忌避(きひ)している(S.2-4)。また過去のトラウマから籠城事件に対する強行突入はあくまで最後の手段として、否定的な考えを持っている。
趣味嗜好
「夜飲まないと眠れない」ほどの紅茶通[注 11] で、カップに紅茶を注ぐ時にポットを高く引き上げて戻すという独特な注ぎ方をする[注 12]。また遠方に行く際に紅茶セットを持参して来たこともある(劇場版III、S.14-10など)。ワサビ多めのお茶漬けを好み、苦手なものは梅干しと酢豚のパイナップル(S.4-12)。
趣味はチェスや落語、クラシックやレコード鑑賞など。特に落語は同じ趣味を持つ米沢と話が盛り上がり、落語のカセットテープやCDを融通し合い、いつも世話になっている彼にお礼の気持ちとして高座のチケットをプレゼントすることもある。 中学時代には推理小説を執筆していたこともあり(S.4-8)、現在でも小説を執筆する場面がある(S.12-13)。
幽霊や超能力を否定せずに深い関心を寄せており、心霊現象が絡んだ事件の際には嬉々として捜査に参加する。自身は幽霊を実際に目撃した経験がないことを悔しがっているが、本人はそうと知らずに幽霊の少女と接したことがある(S.11-18)。
特技
総じて手先が器用で、ピアノの演奏(S.3-15)やリンゴの皮剥き(S.4-18)に始まり、焼き物の成型(S.14-18)、携帯メールや電卓の操作も滑らかにこなせる(S.4-19、S.10-4、S.11-6)他、ピッキングの技術も有している(S.11-1)。また剣道(S.5-7)や護身術の心得があり、体格差があったり複数人相手でも難なく渡り合える程の腕前。移動の際には基本的に相棒に運転を任せているものの運転技術は高く、S.11より愛車のフィガロ[7][注 13] の助手席に享や亘を乗せて自らハンドルを握ることもある。
分野を問わず様々な知識に精通している。数学、化学、物理学、哲学などの教養的学問をはじめ、英語をはじめとした複数の外国語、ワイン(S.5-9)やマジック(S.8-13)、手話(S.5-11)や方言(S.6-10)、点字の解読(S.15-15)等の雑学的知識も有している。記憶力も優れており、一瞬の内に電話番号やナンバープレートを記憶したり(S.3-9、S.8-1等)、事件の供述調書を諳んじたこともある(S.16-2)。
恋愛や女性の機微を察することは不得手[注 14] で、時にはデリカシーのない発言をズバズバと言ってしまうこともある(S.11-17)。その他にも「理屈の通じない」子供の尾行に苦手意識を持っている様子(S.14-7)。
亀山 薫 (かめやま かおる)[編集]
演 - 寺脇康文(PS.1〜S.7-9)
かつて特命係に在籍し、共に数々の事件を解決してきた右京の初代「相棒」。歴代相棒では最長の在籍期間を持つ。
経歴
警視庁刑事部捜査第一課 → 警視庁特命係 → 警察庁長官官房付 → 警視庁交通部運転免許センター → 警視庁麹町東警察署刑事課強行犯係 → 警視庁特命係 → 退職。
警視庁特命係の元巡査部長[注 15] 。
1966年(昭和41年)7月23日生まれ、S.1開始時点では36歳[1]で、実家は新潟県[注 16] で造り酒屋を営み、父親は市議会議員も務めている。妻の美和子や浅倉禄郎は大学時代の同級生。新潟県阿賀野東高等学校卒業後は野球でのスポーツ推薦で城東大学法学部法学科に進学し、大学卒業後は警視庁に入庁。所轄勤務を経て警視庁刑事部捜査第一課入りを果たすが、街中で遭遇した指名手配犯・阿部貴三郎を捕まえようとして逆に人質にされるという失態を犯し特命係に追いやられる(PS.1)。
S.1では一時的に警察庁長官官房付として警察庁に出向した他、S.2では特命係復活までの間に警視庁の運転免許試験場、S.3では所轄である麹町東署の刑事課捜査一係(強行犯係)に勤務した経歴を持つ。S.5-最終話では懲戒免職処分に追い込まれるも地方公務員法を逆手に取った右京の策略[注 17] で免れている。大学時代からの交際相手である美和子と同棲しており、一度は美和子の浮気により破局に至ったが後に復縁して入籍している(S.3〜4)。
歴代相棒の中では4代目の相棒となる冠城亘が登場するまで右京を唯一「杉下さん」ではなく「右京さん」と呼んでいた。
美和子と同棲しているマンションは「シティーハウス青山」201号室(S.5-13) → 「シティハウス青山」301号室(S.6-17)。
服装
フライトジャケット[注 18] にトレーナー(季節によりTシャツ)、カーゴパンツの組み合わせがほとんど。査問委員会にもその格好で現れるが、場に応じてスーツを着る場合もある(PS.1、S.1-最終話、S.2-3、S.5-9など)。
性格
根が真っすぐな熱血漢で、「腰が重い割に口が軽い」と右京に評される楽天家。一人称は、プライべートでは「俺」。 一度気に掛けた相手を放っておけないお人好しな性格や思慮の至らなさが災いしトラブルを引き寄せることもしばしばある。嘘を付くことが苦手で、ごまかそうとしても敬語で話してしまい簡単に見抜かれてしまう。
当初は捜査一課への復帰を目指し手柄に執着している様子を見せており、伊丹から「特命係の亀山」と呼ばれることを特に嫌っていたり、犯人逮捕だけに注目するあまり地道な捜査を疎かにする態度を見せて右京から叱責されていた(PS.2等)。しかし月日が経つにつれ現状に満足するようになり、伊丹の嫌味も軽く受け流すようになるなど振る舞いにも余裕を見せていく。数々の事件を通じて右京の正義感に触れるうち次第に手柄に執着する事もなくなり、右京のように純粋に正義を貫く姿勢へと目覚めていった。
趣味・嗜好
元喫煙者[注 19] で、コーヒー好き。嫌いなものはヒジキ(S.4-12)とあんパン[8]。また子供好きの一面を持ち、その扱いにも長けている。出会ってすぐの子供と意気投合して重要な証言を引き出すこともあった(S.5-12等)。
特技
スポーツ推薦を貰う程運動神経に優れている一方、頭を使うことがやや苦手。特に島根県の県庁所在地を松山市と間違える(S.2-12)等一般常識や教養にやや疎い所がある(S.3-14、S.4-12、S.5-5)。幼少期から好きだった昆虫に関する知識は右京以上で、自分と同じように「虫博士」と呼ばれていた米沢と意気投合した(S.4-14)。また、人間関係を洞察する能力に優れており右京を度々感心させている(PS.1、S.3-9)。
味覚や嗅覚がかなり鋭く、的確な評価でワイン評論家を驚かせたり(S.5-9)、キャビアの品質を見抜いたり(S.5-17)している。事件の凶器発見に貢献(S.2-3)するなどこの能力が事件解決に役立った事は多く、右京にも「君の舌はときに君自身よりも有能です」と評された。
勘も非常に鋭く、「思い出したように出る神がかりに近いヤマカン」(S.1-最終話)が事件の解決に大きく貢献した事もある。一方で、何かと事件に巻き込まれやすいトラブル招聘体質でもあるために幾度となく犯人に人質にされるなど窮地に陥り、命の危機に瀕したこともあった(PS.1、S.4-8、S.5-15など)。
右京との関係
当初、右京とは反りが合わずに彼の辛辣(しんらつ)な発言に腹を立てることもあったが、後に右京の心情や思慮に触れる中で彼を徐々に認めていき、右京からも自身の行動や思慮を認められたことで彼の良き相棒となる。時に右京の強引さや策略に振り回されたり、右京の正義に戸惑うこともあったがその信頼は揺るがず、右京が捜査に際して法に触れても彼を信じ抜く意思を貫くようになっていった。自身の持っている警察官の仲間意識を、右京から「諸刃の剣」と評される(S.7-7)こともあったが、時には自身の情や優しさに訴える行動から右京の意志に擦り合わせて柔軟な解決法を提案したり(S.5-1)、事件の関係者の切実かつ悲痛な想いを汲み取り、その人物に対して真実を曲げて伝えるなどして頑なに真実を追及する右京の意思を和らげ(S.5-8、S.5-19)、右京に「君がいつも側にいてくれて助かります」とまで言われたこともある(S.5-1)。
サルウィンに奉仕活動へ
NGOのスタッフだった親友が殺害された事件がきっかけとなり、その親友が活動していたサルウィン[注 20]へ渡航(S.7-2)。そこでの出会いを通じて、親友の遺志を継ぐとともに腐敗が蔓延しているサルウィンの子供達に正義の精神を教えることを決意する。国立微生物研究所での事件解決後、右京に別れを告げ警視庁を退職、美和子と共にサルウィンへ旅立った(S.7-9)[注 21]。
神戸 尊 (かんべ たける)[編集]
演 - 及川光博(S.7-最終話〜S.10-最終話、S.15-13,14)
警察上層部の密命を受け、特命係に配属された右京の二代目相棒。推薦組を経て警察庁に入庁したエリート。
経歴
警視庁警備部警備第一課警備情報第四係 → 警察庁警備局警備企画課課長補佐 → 警視庁特命係 → 警察庁長官官房付。
警視庁特命係の警部補(元警視。警察庁復帰後に警部補から警視へ再昇任)で、右京の二代目相棒。
1970年2月1日生まれ、東京都大田区[注 22]田園調布の出身。1993年に中央大学法学部を卒業して警視庁に入庁、警視庁警備部警備第一課警備情報第4係の配属を経て推薦組として警察庁に採用される。警備局警備企画課課長補佐時代には顔認識システムを搭載した巨大監視システムの開発を主導していたが、突如2階級降格の左遷という形で特命係に配属される。尊はこの人事の裏で「特命係が警察組織にとって必要な存在か」を調査する「庁内S」の特命を課され、自身はその必要性に疑問を持ちながらも内偵対象の右京と共に数々の事件を遭遇することになった(S.8)。
尊に命じられた庁内Sの真の目的は、先述の監視システムを備えた警察庁付属機関(FRSセンター)の本格稼働前に際し、分析官・運用官として候補の挙がった右京と尊の連携を審査するというものだった。尊はある産業スパイ事件を機に同システムにまつわる警察上層部の不祥事、そして自身に課された特命の真実を右京と共に知ることになり、事件解決後は警察庁勤務の内示を断って警部補の階級のまま特命係に留まる道を選んだ(S.8-最終話)。
警視庁警備部時代には、友人が殺害された事件の裁判において被告に不利になるような偽証を行っており、被告の冤罪が発覚したことで尊に贖罪の念を抱かせている(S.10-1,16,最終話)。
大河内とは警察庁時代からの旧知の仲。恋人は現在おらず、大学時代には警視庁勤務が決定した時期に当時の恋人から理由を告げられずに破局している(S.8-10)。
服装
服装はタイトな黒いスーツに濃い色柄もののワイシャツ[注 23] を着用[注 24] し、第2ボタンまで開けていることがほとんどで、基本的にネクタイは着用しないが、警視庁警備部時代の若い頃(S.10-1)は着用しており、特命係配属初日までの間(S.7-最終話)などの現在でも場に応じて着ける時もあり、また冬場などの寒いシーズンには上着としてチェスターフィールドタイプの黒いレザーコートを愛用する。
性格
クールかつ気障(きざ)な自信家で、出世街道を歩む経歴からエリート然とした雰囲気を醸し出す秀才タイプ。捜査の基本原則に忠実で、手段を選ばない右京のやり方に時に苦言も呈し、意見する際の「お言葉ですが…」は口癖と化している。「トリオ・ザ・捜一」や内村の嫌味もそつなくかわして上司には逆らわないが、意見はしっかり主張する(S.7-最終話)。
記憶力や洞察力に優れており総じて頭の回転は速いが、やや迂闊な所があり軽率なミスをすることもしばしば。またプライドが高く、「自分は他人より頭がいい」と思っている人間に嫌悪感を露わにする(S.8-4)。
クールな振る舞いを旨としつつも、不遇な人間への同情や不条理な現実に直面した際には義憤にかられ感情的になり、時には人目を気にせず大胆な行動に出ることもある。また徹底して正義を貫く右京とは異なり、状況によっては主張を変えて物事を割り切るドライな部分も持ち合わせている。
一人称は基本的に「僕」であるが、生の感情が出る時には「俺」になり、言葉遣いも荒くなる。捜査一課には陰で「ソン」と呼ばれており[注 25]、尊本人はそう呼ばれることを快く思っていない。
趣味・嗜好
ガス入りミネラルウォーターを愛飲し、好物はナポリタン[注 26]。愛車は黒の2009年式GT-R、運転は荒く右京にも皮肉を言われる程(S.7-最終話、S.8-2)。チェスや絵(S.10-1)[注 27] が得意で、特にチェスでは右京と目隠しチェス(英語版)でも互角に勝負ができるほどである(S.8-8)。育ちの良さから物を見る目は肥えている(S.8-18、S.9-7)他、女性の香水やファッションにも詳しく(S.9-1,9)、その知識が捜査の役に立つことも多い。警備畑の出身のせいか実物や写真、白骨を問わずに死体が苦手で、見ただけで気分を悪くする[注 28]。パソコンはMacBook Proを、スマートフォンiPhone 4を愛用している。
温泉とホラー映画も苦手(S.8-2、S.9-7)、遅刻が多く(S.9-11)貧血気味の体質である。スパイだった当時は右京に関する感想を報告書に綴り(S.7-最終話、S.8-4,12など)、「報告」していた(尊によると「中学生の作文レベル」)。
右京との関係
特命係に配属された当初は右京のことを「杉下警部」と呼んでいたが、時間がたつにつれ「杉下さん」に変化していった。
配属当初は右京に「君は亀山君の代わりにはなれません」と距離を置かれながらも(S.7-最終話)、自ら「花の里」に来る(S.8-8)など、右京への興味を隠さずに行動を共にしていた。右京にはあしらわれ自身の動向に関心を持たれなかったが、様々な事件を通じて互いに歩み寄り、スパイとしての立場を捨てて以降は右京に認められ、相棒としての信頼関係を築いていくことになる。
負けず嫌いの性格から右京とは何かと張り合い、互いの痛いところを突き合うも一枚上手の右京にやり込められてムキになることがしばしば。
その正義感は認めつつも、組織や個人的事情を顧みずかたくなに真実を追求する右京に対しては度々疑問を持ち、相手の事情を汲み取った妥協案を提案したり、証拠の隠滅など右京の「暴発」を止めるべく強硬策をとることもあった。
警察庁への異動
その後はクローン人間を造る実験に絡んだ殺人事件の捜査の中でクローンの社会的立場を争点に右京と対立し、自らが罪を犯す覚悟を以て右京に信念を曲げさせた罪悪感から特命係を去ろうと決心したところを右京の言葉で思い留まるが、直後に長谷川の根回しにより長谷川と同じ警察庁長官官房付へ警視として異動することになる(S.10-最終話)。
警察庁復帰後も右京との交流は途絶えておらず、事件解決のために右京とは立場を越えた協力関係を築いている様子が見られる(X DAY、S.11-最終話、劇場版III、S.15-13,14、劇場版IV)。右京の下に就いた「相棒」の中で唯一、警察を離職しておらず、享・亘とも体面を果たしている[注 29]。
甲斐 享 (かい とおる)[編集]
演 - 成宮寛貴(S.11-1〜S.13-最終話)(少年期:橋爪龍〈S.12-9〉)
右京直々のスカウトにより特命係に配属された三代目相棒。あだ名は本名を縮めた「カイト」。警察幹部の甲斐峯秋を父親に持つ。
経歴
警視庁中根警察署地域課 → 警視庁中根警察署刑事課強行犯係 → 警視庁特命係 → 懲戒免職。
警視庁特命係の元巡査部長。
1983年7月7日生まれ、東京都港区芝の出身で、警察庁次長の甲斐峯秋を父に持つ他、海外に母と兄がいる(S.11-9)。また客室乗務員の笛吹悦子と交際している。2005年に早慶大学政治経済学部経済学科を卒業して警視庁に入庁、交番勤務を経て所長推薦の選抜試験に合格し中根警察署刑事課捜査一係に配属された。念願の刑事になった直後の香港旅行中、日本大使館での拳銃暴発事故に遭遇し、偶然知り合った右京と共に事件解決に奔走する。その際右京に警察官としての価値を認められ、彼直々の要望を受けて特命係へと引き抜かれた(S.11-1)。
薫以上のトラブル招聘体質である。特命係への異動をはじめ、半殺しに遭い記憶喪失になる(S.11-9)、狙撃犯と間違われて特別指名手配される(S.12-10)、スマートフォンを数回破損する羽目になるなどの様々な災難に巻き込まれている。また、右京を除いて特命係に所属していた刑事達の中で唯一被弾している(S.12-最終話)。
服装
ノーネクタイにシャツ、ジレを愛用してジャケットを着用し、ボトムスにウールパンツかジーンズの格好がほとんどであるが、所轄時代やフォーマルな場ではスーツを着用しており、冬場にはネイビーのピーコートとグレーのダブルのポロコートを着用している。S.13では髪型をオールバックにしている。
性格
御曹司という出自とは裏腹に言動は荒っぽく血の気の多い性格。やや感情的な言動が目立ち、挑発的な言動をとる相手に対しては激昂してたびたび暴力行為に及びそうになる他、迂闊なミスから取り返しのつかない事態を引き起こし、失敗をすることもあった(S.11-3,最終話)。しかし、自分の失敗にしっかりと向き合い、忘れずにいようとする意識も持っており、良くも悪くも素直な青年である。特命係で過ごすうち言動にも落ち着きが出てくるようになった。若年ながら細かなことにも気付く優れた観察力を持ち、勘も非常に鋭い。
峯秋との親子仲は冷えきっている。父親の話題を出されると途端に不機嫌になる等峯秋を嫌っている節も見られるが、他人の峯秋に対する侮辱には怒りを見せることもあり(S.12-1)、複雑な感情を抱いている様子。
子供の頃見ていた刑事ドラマの影響で刑事課への憧れは強く、特に捜査一課配属を目指していることから薫や尊に比べて捜査一課との間に敵対意識がない。芹沢にも愛着を持たれ、情報提供のやり取りを頻繁に行っている。
趣味嗜好
幼少期にピアノを習った経験から絶対音感を持っている。幽霊といったオカルトの類には苦手意識があり、幽霊の話をしたがる右京を本気で嫌がっていた(S.11-7,10)。飲み物ではコーラを好む。不測の事態に陥った場合を除き(S.12-10)、車の運転は普段は右京や悦子に任せている。パソコンはMacBook Pro Retina、S.13よりMacBook Airを愛用している(いずれも13インチ)。
右京との関係
右京を「杉下さん」と呼び、右京からはあだ名の「カイトくん」と呼ばれている。
香港で右京と邂逅して当初は、その変人ぶりに辟易して悪態をついたり特命係配属への不満を露骨に示していたほか、個人的感情を排し冷徹に事件の真相を追求する右京に対し反発することもあった。それでも数々の事件に関わって右京の能力と正義感を認めるようになり「最強の味方」と吐露する程の信頼を寄せるまでになった。右京もそんな享が秘める正義感を以て「警察官にとって一番必要なものを持っている」と改めて評価し、互いに信頼し合える相棒関係を築き上げていった。感情的な言動が鳴りを潜めてからは生来の刑事としての資質を遺憾なく発揮し右京の右腕として活躍している。
ダークナイト事件により懲戒免職
特命係に在籍中(S.11-最終話後の時期)、親友の妹を殺した容疑者が心神喪失で不起訴処分になった際、仇討ちを代行し親友の犯行を止めるため自身の手で容疑者を襲撃していた。それがきっかけとなって警察の追及を逃れた犯罪者たちに制裁を下す暴行犯「ダークナイト」として2年に渡り犯行を重ねるようになってしまう。模倣犯の出現を機に、右京と共に捜査に着手するが、右京に真実を突き止められて逮捕され懲戒免職となった(S.13-最終話)。
仇討ちに留まらず犯行を重ねた心境については自身でも判然としておらず「世間からの賞賛が気持ちよかった」旨を述べており、また峯秋は右京への対抗心が享を「ダークナイト」へと追い込んだのではないかと推察している。逮捕後峯秋の計らいにより「実況見分」の名目で、イギリスへ旅立つ右京を涙を浮かべながら見送った。
冠城 亘 (かぶらぎ わたる)[編集]
演 - 反町隆史[4][5](S.14-1〜)
紆余曲折を経て特命係に配属された四代目相棒。元法務省のエリート官僚という異色の経歴を持つ。
経歴
法務省刑事局総務課企画調査室室長 → 警視庁警務部付 → 警視庁警察学校 → 警視庁総務部広報課 → 警視庁特命係。階級は巡査。
1975年2月9日生まれ、東京都港区北麻布に在住。1997年に早慶大学法学部法律学科を卒業し、法務省に入省。
「現場に興味がある」との理由から、出向先に通例となっている警察庁ではなく警視庁を希望し人事交流の名目で警視庁警務部付に出向したが、警視庁内ではその存在を持て余され、右京の無期限停職処分を受け空き部屋となった特命係で暇をつぶす日々を送っていた。刑務所内で殺人事件が発生した際には日下部の命を受けオブザーバーとして捜査に参加し、旅行から帰国した右京と邂逅(かいこう)する。共に事件の捜査を進める中で右京に興味を持ち、事件解決後は法務省復帰の打診を断り警視庁に留まった(S.14-1)。その後も「同居人」として様々な事件の捜査に加わり、右京と共に解決に導いていった。
その後ある事件で、裁判所の令状発行を阻止する「捜査妨害」を行なっていた(S.14-15)事が警察上層部に発覚し、法務省への帰任及び地方転勤を命じられる可能性が高くなる。結局日下部から天下り先の斡旋(あっせん)を受け(S.14-最終話)警察学校での研修を経て巡査階級での警視庁勤務となったものの、「捜査部署への配属は一切認めない」という報復人事により社美彌子が課長を務める総務部広報課に配属された[9](S.15-1)。
広報課でも大した仕事が与えられることはなく暇を持て余す日々を送っていたが、日下部から美彌子の監視という密命を受けると、それを逆手にとって美彌子に直談判し最終的には美彌子の依頼を受けた峯秋の根回しにより念願の特命係に配属された(S.15-1)。
法務省時代には、「赤いカナリア」による脅迫に際し小野田が結成した「チーム」に参加していた(S.14-10)ほか、刑期を終えて出所した受刑者の円滑な社会復帰を促す「協力雇用主制度」の策定に携わる(S.15-12)など、その能力を活かし活躍していたことが明かされている。
性格
掴みどころがなく飄々(ひょうひょう)とした性格で、英語交じりのおどけた軽口や芝居がかった仕草を絶やさず、周囲にもフランクに接している。コミカルな振る舞いが主だが、時として頭脳明晰で理知的な一面を覗かせ、大河内をして「一見飄々としているが何を考えているのかわからない恐ろしい男」と言わしめている。右京と同じく「真相の究明」を主眼に置いており、目的の為なら利用できるものを存分に利用し、相手を籠絡させ揺さぶりを掛けたりすることで情報を引き出そうとする切れ者でもあり、一歩間違えれば失敗しかねない手段にも平然と打って出る大胆さも持ち合わせている。
右京ですらも曰く「相手の守りをぐいぐい打ち破る」「細かいところが気になる悪い癖」といった性質や洞察力をも理解した上で利用し、警察組織を相手に単独で捜査をしていた時には、「自分の相棒(享)をも逮捕した男」である右京を信頼した策を取ったことがある(S.14-2)。上司である日下部からは目をかけられているためか彼の後ろ盾を利用し自由に行動することが出来、出向中には彼の意向を受けて行動することがあった(S.14-4等)。
事件捜査を「全てが新鮮で刺激的で面白い」と公言して憚らず「暇潰し」の一環として事件の捜査に首を突っ込もうとする節があり、右京から度々叱責されている。それでも「右京の行くところ事件あり」という周囲の評判通り、行く先々で事件に遭遇する右京の体質を面白がっており、暇な時は意味もなく右京に同行しては、目論み通りに事件に遭遇した事もある(S.15-5)。
傍若無人とも言える自由な振る舞いが目立つ一方、非道な犯罪に憤る気持ちも持ち合わせ、他者の思いを汲み取りときには自己犠牲的な行動に走ることもある。自ら「ロマンチスト」を自称し、美彌子の隠し子疑惑を冷徹に追求する右京に対して本気で憤ったこともあった(S.15-最終話)
服装
二つボタンスーツに無地のワイシャツでノーネクタイ[注 30] がほとんど。冬場はそれに加えて黒のカーディガンを着用する。
趣味嗜好
愛車のスカイラインセダンが移動手段。他人の運転する車に乗ることを嫌い、右京の運転する車の中で気分を悪くする場面もある(S.14-1,3)。薫と同じコーヒー党だが、コーヒーメーカーを使わずコーヒーミルから豆を挽く本格志向の持ち主。鼻が利き、コーヒーの香りを嗅いだだけでその香りを嗅いだ場面を想起させる記憶力を持っている(S.14-12)[注 31]他、嗅覚を事件捜査に役立てている場面がある(S.15-15)。また、法務省の元官僚ならではの知識やコネをフルに活用して活躍する場面も多い。
キャリア官僚という出自ゆえ現場経験が一切なかったが、同じく警備畑で現場経験がない尊と対照的に死体への抵抗はない。ヘタレな部分もある一方、ある事件では右京と共に大勢の暴力団関係者を制圧したこともあり、格闘能力は高い。
作中では遊び人気質女性に軽薄な一面が窺え、惚れ性の気もある。また幸子に惹かれているものの、当の本人からは軽くあしらわれている。
パソコンは、S.14では金色のMacBookを愛用していたが、S.15ではiPadに変わっている。また、スマートフォンは京セラのURBANOを愛用している(S.15)。
右京との関係
峯秋など右京を知る複数の関係者から右京との関わり合いを警告されながらも意に介さず、自分の名前入りの木札を自分で作る(S.14-7)などして積極的に右京に接し、これまでの相棒たちとは違い、右京のキャラクターや異端児振りをからかったり、本人を前にして不躾(ぶしつけ)な発言をすることで右京を憮然とさせたりしている。上記の様な振る舞いから右京自身は亘との関係を「相棒」ではなく「同居人」と呼んでよそよそしい態度を取り続けていた。特命係への異動を経て共に数々の事件を解決するようになった後も、右京は亘に一定の信頼を置きつつも警戒している状態である。
峯秋の「危険人物」という右京評にちなみ右京を「ミスター・デンジャラス」と呼ぼうとするのを当人に却下されてから、右京のことを薫と同様に「右京さん」と呼ぶようになった(S.14-1)。ただし、上層部の人間と話をする際など、公的場面では「杉下さん」と呼んでいる(S.14-最終話)。また右京の「はいぃ?」の口癖や右京の紅茶の注ぎ方を真似たりすることがある。
特命係と所縁のある女性[編集]
亀山 美和子(かめやま みわこ)
演 - 鈴木砂羽(PS.1〜S.7-9)
帝都新聞社会部の元記者(警視庁記者クラブ所属)で、フリージャーナリスト。旧姓は奥寺(おくでら)、生年月日は1970年(昭和45年)11月12日で、S.1時点で32歳[1]である。
さばさばした性格で気が強い快活な女性だが、薫に他の女性の影を感じると嫉妬してしまう一面も持ち、気に入らない相手の足を踏みつけたりなどの暴力行為に及ぶ事もある。 薫とは大学時代からの交際相手で長い間同棲しており、自身の浮気を発端とした破局・復縁などの紆余曲折を経て薫と入籍した(S.3、S.4-12〜20)。その後、10年余り務めた帝都新聞を辞めてフリージャーナリストに転身し(S.5以降)、薫が特命係を去る際には同行し共にサルウィンへ旅立った(S.7-9)。
職業柄事件に関する情報を持っていることが多く、二人に情報を提供し、逆に上層部が握りつぶした不祥事などを特命係から提供されるなど公私ともに持ちつ持たれつの関係を築いている。事件に巻き込まれて薫共々犯人に狙われることもあった(S.5-2、S.6-15)。
薫に対する口癖は「○○したまえ」[注 32]また料理は余り得意ではないようで、「美和子スペシャル」という初めて見た者は口に入れるのを躊躇うラベンダー色の妙な色合いのオリジナル料理を作っている(S.5-13他)[注 33]。

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